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【レスリング】失格のビネシュが電撃引退 敗れた須崎優衣「なんて声をかけていいか…」

東スポWEB 2024年8月8日 22時25分

パリ五輪レスリング女子50キロ級で決勝に進みながら体重超過で失格となったビネシュ・ビネシュ(インド)が、自身のX(旧ツイッター)で引退を表明した。

6日の初戦で東京五輪金メダルの須崎優衣(キッツ)を撃破して勢いに乗ると、一気にファイナリストとなった。しかし決勝が行われた7日朝の計量を100グラムほどのオーバーでクリアできなかった。インドメディア「NDTV」によると、サウナのほか髪の毛を切り、血抜きまで行ったという。

それでも決勝の舞台に立てず、気持ちが切れてしまったようで、Xには「私の勇気はすべて折れてしまいました。もはやこれ以上の力を持っていません。さよならレスリング2001―2024」などとつづった。

「NDTV」などは、6日の試合後に1キロの増量があったと伝えた一方、「ヒンドゥスタン・タイムス」は6日朝に49・9キロだったビネシュの体重が同日夜までに2・7キロも増えていたと報じた。一晩で落とすには、過酷すぎるほどの体重増加。心が折れてしまうのも仕方がないのかもしれない。

8日のメダリスト会見に出席した須崎はビネシュの引退表明について「決勝まで上がって計量を通過できなかったというのは、これほど悔しいことはないと思うので、彼女の気持ちを思うと、悔しい気持ちでいっぱいだと思う。なんて声をかけていいかわからないけど、偉大なレスラーの一人なので、私はリスペクトを持っている」と語った。

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