落語家の桂文珍(75)が8日、大阪・なんばグランド花月で行われた「芸歴55周年記念吉例88第四十二回 桂文珍独演会」を行った。
文珍は「落語記念日」「雁風呂」「崇徳院」を披露。桂文五郎は「青菜」、ゲスト出演した柳家三三は「御血脈」を演じた。
文珍は「ありがたいことにいいお客さまに恵まれまして、楽しくやらせていただいた」とこれまでの落語家半生を振り返った。
そして吉本興業からもらったという大入り袋を掲げ、「早くからチケットが完売しまして、大入り袋が出るという。なかなか吉本はシビアな会社でございまして、こういう物は出さないんですけど、ありがたい」と満面の笑顔だ。
11月24日には「芸歴55周年記念 桂文珍独演会~ザ・ヒットパレード~」(大阪・フェスティバルホール)を行う。
その公演についても「45年ほど前にできました『老婆の休日』、デジタルの時代になってできた『デジタル難民』、(桂)米朝師匠に教わりました『地獄八景亡者戯』をコンパクトにやってみようかな。ざこば兄やんも登場すると思いますよ」と気合十分。
ゲストについて「(立川)志の輔さんがいいかなと思いまして、実は志の輔さんには何年か前にお出ましいただいてるんです。その頃よりギャラは上がってると思うんですけど、華を添えていただいて、2人で盛り上げていきたい」と意気込んだ。
次の会場は2700席の大箱だが、「話芸やんか。腕1本!」と自信をのぞかせた。