レスリング男子フリースタイル８６キロ級の石黒隼士（２４＝自衛隊）は、パリ五輪でメダルを獲得することができなかった。
８日に行われた準々決勝でアーロンマーケル・ブルックス（米国）に敗れ、金メダルの可能性が消滅。敗戦直後、石黒は「自分の良さを出せずに終わってしまった。心残りがある。なんでいけなかったのか、まだはっきりわからない。そこはまだモヤモヤが残る状態なので、しっかりコーチと話し合って整理してから考えたい」と悔しがっていた。
それでも銅メダルの可能性に託していたが、ブルックスは準決勝で終盤の逆転で敗れた。石黒は敗者復活戦へ回ることができず、不完全燃焼のまま大舞台を去ることになった。