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【広島】玉村、野村、アドゥワに続け 今季初先発・森翔平の抜てきは起爆装置の〝第4弾〟

東スポWEB 2024年8月9日 5時9分

ポジティブ思考は不変だ。首位の広島は8日の巨人戦(東京ドーム)に0―5で完封負け。引き分けを挟んで続いていた連勝がついに「7」でストップした。

相手先発・戸郷との息詰まる投手戦は、自軍先発の大瀬良が7回に4本の長短打と味方守備のミスが絡んで一挙5失点(自責点2)。それでもこの日が今月7試合目での初黒星だ。大局的にはまるで悲観する必要がない敗戦に、新井貴浩監督(47)も「(大瀬良)大地だって点を取られる時はある」と振り返り「いい投手にいい投球をされた。ビジターでみんなよく頑張ったカードだと思いますし、いい野球ができていると思う」。素直に完敗を認め、9連戦最初のカードを1勝1敗1分けの五分で発進できたことを前向きに捉えた。

2位・巨人との対戦を終え、9日からは3位・阪神との3連戦(京セラ)。その初戦には6日まで続いた7連勝の再現させるかのような〝起爆剤〟が用意されている。3年目左腕・森翔平投手(26)の抜てきだ。

森は今季初先発となり、いきなり昨季のMVP右腕・村上とのマッチアップとなる。ただ、この一手があながち〝博打〟ではないことはすでに証明済みだ。そもそも大型連勝は、6イニングが最長だった玉村が完投勝利を収めてから始まった。そして2日の中日戦に今季初先発した野村が5回無失点と好投し、6日の巨人戦ではアドゥワがプロ初完封。この日先発した大瀬良や床田、森下、九里など春先からローテを守る4本柱以外の先発陣が、いずれもカード初戦で好投して勢いを加速させてきた経緯がある。

9連戦の2カード目初戦に投入される森は、玉村→野村→アドゥワと3カード連続で成功してきた自軍に流れを呼び込む起爆装置の〝第4弾〟。3度起きたことが4度起きれば、チームの見通しはますます明るいものになりそうだ。

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