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テイラーのロンドン公演は予定通りも英国は騒然 中止ウィーンではファンが「ハンドハート」

東スポWEB 2024年8月9日 12時24分

米人気歌手テイラー・スウィフトの世界ツアーの公式Xアカウントは日本時間9日までに、15~20日のロンドン公演は予定通り行われることを明らかにした。同ツアーでは8~10日のオーストリア・ウィーン公演が、テロ攻撃の計画判明を受けて中止に。オーストリア人の17歳と19歳の容疑者2人が逮捕されている。ともに過激派組織「イスラム国」(IS)の影響を受けていたという。

ツアーのX投稿は「ロンドン市長が、ツアーは計画通り実施されるだろうと明かした」とし、市当局と警察が緊密に協力して安全な開催に努めると説明。コンサートは、サッカーの聖地で音楽ライブでも知られるウェンブリー・スタジアムが会場となる。

ウィーンの影響はロンドンに及ばないとの判断だが、英国は現在、「ヘイト」「レイシズム」批判もある極右勢力などの暴動で騒然としている。7月末、リバプール近郊で女児3人が犠牲になる大規模殺傷事件が発生。拘束された未成年容疑者の出自を巡り、イスラム教などと結びつけるニセ情報が広まり、移民排斥や反イスラムを叫ぶ人々が暴動を起こし、不穏な状況が続いている。「アンチ」の市民も抗議行動に立ち上がった。

テイラーのツアーアカウントの「ロンドン公演予定通り」投稿には、ファンらから「ばかげている。ウェンブリーの(サッカーでの)警備はひどいものだ」という批判、さらには「軍を動員してテイラーを守れ」「すべての人の安全を祈る」といった返信が寄せられている。

プラチナチケットを手に入れたファンがライブを〝奪われた〟ウィーンでは、女性たちが集まってテイラーがステージで見せるハンドハートを作った。「愛」「感謝」を伝えるというポーズ。ウェンブリーのステージと客席でこの光景が無事見られるのか…。

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