Infoseek 楽天

【甲子園】西日本短大付が初戦突破も西村監督は金足農を絶賛「素晴らしいチームで私たちも目指したい」

東スポWEB 2024年8月9日 15時14分

第106回全国高校野球選手権大会の第3日(9日)第2試合は西日本短大付(福岡)が金足農(秋田)に6―4で逃げ切り、14年ぶりの初戦突破を果たした。

金足農の注目の好投手・吉田(2年)から初回に足をからめて1点先制すると、5回にも集中打で4点、8回にも追加点し、6―0と大きくリード。しかし、エース村上(3年)が9回に猛反撃にあう。4安打と失策が重なって2点差に追いつめられ、球場全体が金足農の大応援に包まれた。アウェーの雰囲気の中、村上は二死一、二塁から最後の打者を二飛に打ち取り、熱戦に終止符を打った。

大ピンチをしのいで140球を投げ切った村上は「体力には自信があった。きつかったけど、仲間のために投げ抜いた。自分の力を出し切って打たせて取ることを意識した。(吉田より)自分が年上なので絶対負けられなかった。相手の応援を自分の力に変えた」と笑顔をのぞかせた。

西村監督も「最後は信じるのみで、祈る気持ちで見ていた。村上の姿がみんなを一つにしてくれた」とねぎらい、金足農の粘りには「リードしていたけど、ただでは終わらないと思っていた。底力を感じた。素晴らしいチームで人気もすごい。テレビで見ていたので〝こういうことなんだ〟と思った。逃げ切れたのは大きい。私たちもそんなチームを目指したい。近づきたい」と称えていた。

この記事の関連ニュース