３度目の正直ならず…。巨人のドラフト５位ルーキー・又木鉄平投手（２５）が９日の中日戦（バンテリン）で今季３度目の先発登板を果たすも、初回４安打５失点ＫＯに終わった。
大誤算だった。「今季３度目なので、もういつも通りやることぐらいしか考えてないです」とプロ初勝利に向けて無心で臨むことを明かしていた又木だったが、初回からリズムを大きく崩した。先頭の岡林にいきなり四球を与えて出塁を許すと、捕手・岸田の好判断ですぐさま盗塁死にするプレーに助けられながら、直後の福永に再び四球を与えて結局走者を背負う展開に…。カリステにも右前打を放たれて一死一、三塁とすると、細川に痛恨の３ランを浴びてあっさり先制点を献上した。
ここで食い止めたかった左腕だったがその後も木下拓に２ランを被弾してこの回計５失点。阿部監督も我慢の限界を迎えると、２回に又木に打席が回ってきたところで代打・オコエを告げられてマウンドを降りた。