Infoseek 楽天

立憲・泉代表 こども国会の〝政策提言〟を受け「教育予算を確保したい」「一部はやれるかな」

東スポWEB 2024年8月9日 21時24分

立憲民主党の泉健太代表と公明党の高橋光男参院議員は9日、国会内で開かれた「こども国会2024政策提言発表」に出席した。

小中学校の子どもたちがテーマにしたのは高校教育無償化。「学校に行きたいにも関わらず、お金が払えずに行けない家庭が多い。これにより、受ける教育の質の格差が大幅に影響されている」という問題意識から次のような〝政策提言〟を行った。

「最低限、公立も私立も通信制でも、高校の無償化を早期に実現してほしい。(そのためには)単純計算で最低でも2兆1500億円程度予算が必要であるという計算。政府予算の中で防衛費(約7兆円)が多くなっているが、一部を教育費に回せないのか」

これに泉氏は「公明党も立憲も、ほかの政党も教育予算を確保したいと思っています。でも、一方で、予算を動かすのは大変」と厳しい現実を語りつつも「一部はやれるかなと思いますがどこまで出せるか。2兆1500億円というお金は大きいと言えるので、負担を5万円までにするところからスタートし、いま何十万円まで軽減するとかをやり始めている。これからも進めていきたい」と意欲を見せた。

高橋氏も「教育は国の将来にとって大事です。政府がもっときちっと投資をすべきだと私も思います」と同調しつつ、「財源を引っ張ってくるのか。1つは国がいろいろなところへつけている予算を節約し、余った分を教育にまわす。もう1つは教育のほうにあてる税を新たに作るとかですね、2つの方法があると思っています」と別の道筋も示してみせた。

最後に泉氏は「みんなにはぜひ、世のため人のために頑張ってもらえたら本当に嬉しいなと思います」とあいさつ。子どもたちは大きな拍手を送った。

この記事の関連ニュース