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【全日本】「ファンの前ですることじゃない」HAYATOが大企業に“媚びる”レスラーに苦言

東スポWEB 2024年8月9日 21時59分

全日本プロレスの前世界ジュニアヘビー級王者・ライジングHAYATO(25)が、SNS上で批判にさらされている。

発端は先日、家電メーカーのシャープが「プロレスを知りたいのでおすすめのアカウントを教えてください」と投稿。これに対して新日本プロレスのグレート―O―カーンは「余がオススメである」と反応し、またノアの団体公式アカウントも「あっプロレスリング・ノアとかおすすめですね」とつづった。これら一連のやり取りにHAYATOが「大衆に媚びないで? 格好悪い。そんなんだからプロレスが下火なんだよ。これ以上、俺のプロレスを汚さないでほしいよ」と批判的なポストをしたからだ。

HAYATOは「ああいうのは団体の営業の仕事だと思う。だからファンの人にアカウントを推薦されたならともかく、プロレスラーや団体自身が表立ってやるのはダサい。あの投稿に反応したレスラーはみんなプロレスを辞めてほしい」と他団体選手をまとめて非難した。

だが、すでに自身が投稿したポストにプロレスファンから「大手スポンサー獲得のチャンスがあれば団体も選手も動くべき」や「そんな考えだからプロレスが下火なんだよ」などという批判的な意見が殺到。一部では支持する声があるものの、HAYATOはこれらの批判に静かに怒りを見せた。

全てのコメントを熟読したと明かすと「俺は愛媛プロレスっていうローカルインディ団体出身。スポンサーに団体のリングを買ってもらったり、スポンサーの大事さは俺が誰よりもわかってる。でもそれはファンの前ですることじゃない」と反論。さらに「プロレス界が下火なのは、プロレスラーが悪い意味で身近な存在になりすぎてしまったことが要因だと思うよ。プロレスラーは一般社会から外れた変人として振る舞うべきだし、俺はそういうマイノリティーな人間になりたい。そうじゃないとプロレスを見に来る人は増えない」と熱弁した。

今年3月に世界ジュニアを初戴冠し、3度の防衛に成功。独特な雰囲気を放ち、王座を防衛してきたHAYATOは「俺は世界ジュニアのベルトを持って自分にしか見せられない世界観、試合、会場の空気を見せてきた。同世代の選手で俺より面白いレスラーはいない」と言い切った。

だからこそ先月、土井成樹に奪われたばかりの歴史ある至宝を再び巻き、自身がジュニアの天下を取る。「俺がジュニアの頂点に立って他の団体を潰していく。楽しみにしててね」。HAYATOが業界に風穴をあける存在となる。

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