パリ五輪のスポーツクライミング男子複合決勝（ルブルジェ・スポーツクライミング会場）が９日に行われ、世界ランキング１位の安楽宙斗（そらと、１７）が銀メダルを獲得した。
安楽は最後のリードを迎えた時点で１位だったが、トビー・ロバーツ（英国）に逆転を許して銀メダル。日本男子初となるメダル獲得の快挙となったが、試合直後の安楽は「３位以内に入れたことはとてもうれしいんですけど、やっぱり本当に金を狙ってボルダーから、準決勝から、集中してこなしてきたので。今まで一生懸命やってきたんですけど悔しいです」と金メダルを逃した悔しさをあらわにした。
それでも、快挙に日本のファンは沸騰。「安楽選手」「安楽くん」などが「Ｘ」（旧ツイッター）のトレンドワード入りするなど脚光を浴びた。
すると珍しい姓だけに、中にはパワハラ騒動でプロ野球の楽天を自由契約となり、現在はメキシコのレッドデビルズでプレーする安楽智大投手と〝混同する〟声も続出。ＳＮＳ上では「野球の方じゃない安楽くん凄い おめでとうございます」「安楽選手のドレンド見て一瞬野球のパワハラした元楽天の安楽かと思っちゃったよ…！」「安楽銀メダルって、どの競技？ メキシコ？野球か？」「安楽くん可愛いわあどこぞのメキシコ野球人も見習え」などと安楽つながりでたとえる声が出ている。
列島が熱い視線を送った快挙。安楽といえば「智大」ではなく「宙斗」のほうがメジャーになるかもしれない。