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【阪神】岡田監督ぶ然「そういうことやろ」連発の早々退散 首位攻防戦初戦完敗で

東スポWEB 2024年8月9日 22時45分

阪神は9日の広島戦(京セラドーム大阪)に3―6で完敗。5回6安打4失点でKOされた先発・村上をはじめ、投手陣が赤ヘル打線の計16安打の猛攻を食い止められず、重要な首位攻防カードの初戦を落とした。

2回に三塁・佐藤輝の適時失策で先制点を献上すると、その後は投壊&守乱による悪循環のドミノを食い止めることができなかった。自身が最も嫌うパターンの負け方を喫した岡田彰布監督(66)も試合後は当然ながらムッツリ顔。報道陣から何を聞かれても「そういうことや」、「そういうことやろ」と答えるにとどめる〝塩対応〟に終始し、最後は「いろいろ言うたら明日、明後日も試合あるからの。相手に分かってしまうやんか」と監督囲みを自ら切り上げ、取材スペースから姿を消した。

自慢のブルペン陣も夏場に入って以降、ピリッとしない。6回から継投策に移行した阪神だが、伊藤将、漆原、富田の救援陣は鯉打線からサンドバックのように計10安打を浴び2失点。3点差で決着したゲームだけに、「中継ぎ陣が踏ん張ってくれていれば」の〝タラレバ〟が消化しきれないフラストレーションとして試合後まで漂った。

岩崎、ゲラのW守護神と桐敷、石井からなる左右のセットアッパーユニットら〝勝ちパターン継投陣〟はここまで奮闘中。だが、同点やビハインドのシチュエーションで登板するリリーバーたちの低調がここ数試合は目立つ。テコ入れのためこの日から中継ぎへ配置転換され一軍昇格を果たした伊藤将も、2回を投げ6安打1失点。期待された役割を果たすことができなかった。

首位・新井鯉とのゲーム差は3と広がった。シーズンは残り40試合。これ以上、落としても許されるゲームはひとつもない。

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