パリ五輪ゴルフ女子３日目（９日、ゴルフ・ナショナル＝パー７２）、６位から出た山下美夢有（２３＝加賀電子）がボギーなしの４バーディーの６８で回り、通算７アンダーの３位タイでメダル圏内に浮上した。
３番パー５の３打目を２・５メートルにつけ、初バーディーを奪うと、後半３つのバーディーを追加。１０番パー４で２打目を１メートルにつけると、１５番パー４は７メートルを沈めた。最終１８番パー５は、３打目を２・５メートルに乗せると、しっかりチャンスをものにした。
山下は「今日もショットが安定していて、バックナインで決めたいパットを決めることができてよかった」と振り返った。ノーボギーラウンドには「ショットが安定していたので結果、ノーボギーで回れた」。初日から続くショットの好調に加え、この日のパッティングについて「入ってくれたところも多かった。よかったと思う」と調子は上向きのようだ。
通算９アンダーで首位のリディア・コ（ニュージーランド）、モルガヌ・メトロー（スイス）とは２打差。最終日（１０日）は金メダル獲得へ好位置で迎える。山下は「最後は１打でも伸ばせるように頑張りたい」と力を込める。正確なショット武器に混戦を制することができるか。
また、４７位スタートの笹生優花（アース製薬）は７２で回り、通算７オーバーで４２位につけた。