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【レスリング】元木咲良 決勝進出にビックリ! フォール勝ちは「逃げようとしたのがたまたま…」

東スポWEB 2024年8月10日 4時39分

パリ五輪レスリング女子62キロ級で五輪初出場の元木咲良(22=育英大助手)が、本人もビックリの大逆転で10日の決勝進出を果たした。

グレースヤコブ・ブレン(ノルウェー)との準決勝。ブレンの力強さに押されて2―7とリードされ、本人も負けてを覚悟する状況だったが、終盤に起死回生の反り投げからフォール勝ち。劣勢をはね返す勝利に「倒されてブリッジして逃げようとしたのがたまたまひっくり返って、たまたまフォールできただけです」と控えめだった。

というのも、この動きは「全然練習してていない。何点差ついてもフォール負けはダメだと思ってブリッジしようと。試合で決めたのは? 初めてです。反り投げとか怖くてやったことなかった。試合どころか練習でもやったことない」と明かした。

試合後は思わず涙を流した。「5点差ついた時は、金メダル取りにきたのに準決勝で負けてしまうんじゃないかと思って、本当に怖くて…。でも、神様が助けてくれたと思って、その恐怖心から安心した時に涙が出ました」と振り返った。

目指す金メダルへあと1勝だ。「今日やって何も怖いものはないなと思ったので、明日思い切り攻めて、自分の実力を発揮して金メダルを取りにいきたい」。決勝は神様の力ではなく、実力で勝ってみせる。

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