タレントのフワちゃんがパーソナリティーを務めるニッポン放送「フワちゃんのオールナイトニッポン０」を降板することが９日、発表された。複数の関係者によると、フワちゃんの降板はほぼ即断即決だったという。
同局は９日、声明で「ニッポン放送では番組基準というルールを設けており、他者を尊重しない誹謗中傷する行為については決して認めることができないと考えております。フワちゃんの今回の不適切な投稿は番組外での発信ではありますが、当社の考え方に著しく反するものであり、『オールナイトニッポン０（ＺＥＲＯ）』の降板を決定いたしました」と報告。新しい「オールナイト」、パーソナリティーを調整している。
ニッポン放送は番組制作、放送にあたって「番組基準」を設け、公表している。フワちゃんは４日、Ｘ（旧ツイッター）でピン芸人のやす子（２５）に対して不適切投稿し、この内容が番組基準の一つである「人権・人格を尊重する。これを軽視するような取扱いはしない」に抵触したなどと判断したとみられる。ニッポン放送関係者の話。
「上層部はフワちゃんの投稿内容、スポンサーの反応、ＳＮＳからの反発など総合的に勘案し、降板はほぼ即断即決だったようです。『オールナイト』スタッフもかばきれないと…」
不適切投稿を受けて５日深夜放送は休止。７月２９日深夜放送が最後となった。
「いろいろなタレントがパーソナリティーを務める『オールナイト』は基本的に生放送だけど、フワちゃんの『オールナイト』は本人の日米の二重生活やゲストタレントのスケジュールの都合などで、事前に収録する録音放送の時がありました。７月２９日深夜放送も録音放送。そこではフワちゃんらしく、テレビ番組ではオンエアできない下ネタトークで終わりました。これにスタッフは爆笑。降板となったことで図らずも、〝最後もフワちゃんらしかった〟と局内で話しています」
他の主だったレギュラー番組である日本テレビ系「行列のできる相談所」も公式サイトから名前が消えており、降板の可能性が指摘されている。