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【卓球】張本智和 エースとして〝次の世代〟への思い…今大会で「メダルの価値を再認識」

東スポWEB 2024年8月10日 5時9分

パリ五輪の卓球男子団体(9日、パリ南アリーナ)3位決定戦で日本は開催国のフランスに2―3に敗れて4位。3大会連続のメダル獲得はならなかった。

エースの張本智和(21=智和企画)は第2試合で敗れるも、第4試合は第1ゲームからエンジン全開。2―1の第4ゲームはジュースの末に制した。表彰台には届かなかったが「たぶん今が一番すっきりしている。おととい(の準決勝)はあんな(つらい)気持ちになったのに、スッキリした状態でパリを去れるのは幸せなことだと思う」と前向きに振り返った。

東京五輪混合ダブルス金メダルの水谷隼氏に「追いつけ、追い越せ精神」で努力を続け、エースの座に上りつめた。今大会はメダルに届かなかったが、エースの自覚を胸にコートへ立っている。大会前の取材では「僕が以前、水谷選手を憧れていたように、次は僕が次の世代の選手に憧れられたいなと思う。僕だけの先輩像というか、僕だけがつくることができるロールモデルがあると思う。まだまだ途中だし、若い方だけど、この先の卓球人生で築き上げていきたいなと思う」と語っていた。

悔しさを味わった五輪の借りは、五輪でしか返せない。「メダルの価値を再認識させられたし、自分の弱さも感じた。メダルを取れるか取れないかは、努力していないから取れなかったわけでもなく、努力したから取れるわけでもない。僕たちにできるのは努力をし続けることだけ」ときっぱり。4年後のロサンゼルス五輪は、頂点の座をつかみ取る。

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