パリ五輪レスリング女子57キロ級決勝が9日に行われ、桜井つぐみ(22=育英大助手)が、アナスタシア・ニキタ(モルドバ)を下し、金メダルを獲得した。
8日の準決勝ではヘレンルイーズ・マルーリス(米国)に勝利。2016年リオデジャネイロ五輪53キロ級で吉田沙保里の4連覇を阻んだ強敵から勝利をもぎ取り「この会場でこの舞台で、自分がチャレンジャーという気持ちで挑むことができて、そして倒せたことは自分の自信にもつながります」と語っていた。
自信を深めた桜井は日本コールの中、決勝でも強さを発揮。第1ピリオドで計4ポイントを先取すると、続く第2ピリオドでもポイントを加算して勝利をつかんだ。出身の高知県勢としては92年ぶりとなる金メダルとなった。