ドジャースの大谷翔平投手（３０）にとって大いにプラスだ。ロバーツ監督は９日（日本時間１０日）に左手骨折で離脱していたムーキー・ベッツ内野手（３１）が１１日（同１２日）の敵地ブルワーズ戦で右翼手として復帰することを明かした。
当初は遊撃手で起用すると語っていたが「我々は毎日、ムーキーにとってベストは何か？チームにとってベストは何か？を話し合ってきたが、昨夜２人でとても良い会話をして、彼の遊撃手としての功績は見過ごすわけではないし、今後変更はあるかもしれないが、ライトで復帰してもらうことで合意した」。ラックスが二塁、ロハスが遊撃を守る。
ベッツは「自分はプレーさえできるなら、どこに入れてくれても構わないとずっと言い続けてきた」と淡々と回答。「遊撃手としてのチャレンジにはエキサイトしていたけど、同時に自分自身にもチームのためにも現実的にもならないといけない。自分がやりたいのは勝つことのみ。そのためには何がベストなのか」と強調した。
打順が１番大谷、２番ベッツに変わることについては「僕はショウヘイより優れているとは言えない。だから言えることは何もない。ショウヘイが好んだら、僕らはその後に続くだけ」と語り、話題になっていた。指揮官は「ショウヘイが先頭が良いと言ったことは一度もない。彼もムーキーと同じで打順はどこでもいいと言っていた。だから、私は話し合う必要もなく判断できた」と補足した。パドレスに２・５ゲーム差と急接近されているチームにとってもベッツの復帰は大きい。