新日本プロレス真夏の祭典「Ｇ１クライマックス」１０日仙台大会で、「ハウス・オブ・トーチャー（Ｈ．Ｏ．Ｔ）」の成田蓮（２７）がＮＥＶＥＲ無差別級王者のＨＥＮＡＲＥ（３１）から５勝目をあげた。
手段を選ばずに勝ち点を積み重ねた。レフェリーとＨＥＮＡＲＥを交錯させた成田は、改造プッシュアップバー攻撃をかわされサモアンドロップを浴びたものの、カウントが入らずに命拾い。改造型プッシュアップバーで膝裏を殴打すると、膝十字固めで痛めつけた。
これを切り抜けられると、ラグビーボールキックからランペイジで反撃を許す。それでもＳｔｒｅｅｔｓ ｏｆ Ｒａｇｅだけは許さない。レフェリーの死角を作っての急所攻撃から顔面への膝蹴りを決めると、最後はダブルクロスで３カウントを奪った。
バックステージでは「ＮＥＶＥＲのチャンピオン様よ…頭固えんだよ。固すぎるだけで、俺に勝てるわけねえだろバーカ！」と罵倒。これで勝ち点を１０に伸ばし首位タイに浮上した成田は、ＫＯＮＯＳＵＫＥ ＴＡＫＥＳＨＩＴＡとの最終公式戦（１４日、浜松）に引き分け以上で優勝決定トーナメント進出が決まる。「オイ竹下、ボルチンに負けてるようじゃよ、俺に勝てるわけがねえだろ、バーカ」と挑発していたが、成田も開幕戦でボルチンに黒星を喫していたのは記憶に新しいところだ。