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【福岡ボート・PGⅠレディースC】川野芽唯 準優6号艇も「ここは何が起こるか分かりませんからね」

東スポWEB 2024年8月10日 23時14分

ボートレース福岡のプレミアムGⅠ「第38回レディースチャンピオン」は10日、4日間の予選が終了。準優勝戦に進むベスト18が決定した。

川野芽唯(38=福岡)が地元で2度目の栄冠奪取への望みをつないた。序盤は3、6、2、4着と予選突破も危ぶまれたが、3日目9Rで待望の初白星をゲット。2着条件で迎えた予選最終日は1R6枠の一回走り。厳しい状況の中、1周2M巧旋回から2着。まさに執念の走りでベスト18入りを決めた。

レース後は「乗れました? 良かったぁ~」と満面の笑み。ただ肝心の機力に関しては「伸び切れば悪くないけど、ターン回りが良くない。体感はいいんだけど、それがレース足につながってない」と表情は曇る。「終わって、もう一回整備し直した。また試運転をしながら調整」とレース後も懸命な調整が続いた。

地元での大一番の開催にあたって「出れないというのは考えていなかった。ドリームに乗れるように走っていたけど、途中で成績が落ちてしまって…」と自らの立場を自負するからこそ、今節にかける思いも強い。

当地で開催された2015年のクイーンズクライマックスで4枠からビッグタイトル初制覇。「ここ(福岡)は何が起こるか分かりませんからね。乗ったからにはチャンスはある」と全国屈指の難水面を誰よりも知り尽くすからこそ、その言葉により重みが出る。

「何もできないのは嫌なので自分のレースができるようにしっかり準備していきたい」とセミファイナルへ向けて万全の態勢を整える。今節で唯一の当地GⅠタイトルホルダーがファンの声援も力に変えてベスト6入りへの切符をつかみ取る。

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