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【甲子園】大応援団の後押しで早実が勝利 昨夏Vの慶応を和泉監督「悔しいので見てません」

東スポWEB 2024年8月11日 13時39分

第106回全国高校野球選手権大会の第5日(11日)第1試合は早実(西東京)が鳴門渦潮(徳島)を8―4で下し、9年ぶりの白星を挙げた。

プロ注目の主将・宇野真仁朗(3年)が注目にたがわぬ活躍を見せた。2点ビハインドの2回二死満塁で打席に入ると、相手先発・岡田と〝根比べ〟に。粘ること10球目、スライダーを完璧に捉えると木製バットの打撃音を響かせた。打球は左翼フェンス直撃の3点適時二塁打となり逆転に成功した。「うまく変化球に反応できて、前のポイントで捉えられた」と、してやったりの表情で振り返った。

チームを引っ張る主将が3安打3打点と躍動し、走攻守で存在感を発揮した。和泉監督は「(初回に2点を取られ)嫌な展開だなと思ったところで、キャプテンが打ってくれましたから。あれで(先発の)中村も少し落ち着いてやれるようになった。さすがだなと思いました」と称賛した。

この日はアルプスばかりではなく外野席にまで応援団があふれた。昨年は優勝した慶応(神奈川)の大応援団が話題となったが、和泉監督は「去年は悔しいから見てないので分かりません」。それでも「これはウチの1つの戦力だと思ってますから。あれだけ甲子園まで足を運んでくれた(応援団の)思いは、生徒を後押ししてくれたと思います」と感謝を述べた。

さらに「せっかく来ていただいたので、皆さんと校歌を歌いたいなと、もうその気持ちしかなかった」と語った指揮官。見事に甲子園100周年の年に「紺碧の空」を聖地に響かせた。

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