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【パリ五輪】水質問題のセーヌ川オープンウォータースイミング 出場ドイツ人選手3人が体調崩す

東スポWEB 2024年8月11日 14時44分

水質が問題視されるセーヌ川で8日に行われたパリ五輪の女子10キロオープンウォータースイミングで、出場したドイツ人水泳選手3人が体調を崩したことが分かった。セーヌ川で泳いだことが直接の原因かどうかはすぐには明らかになっていない。

独オリンピックスポーツ連盟による10日の発表では選手名は公表されなかったが、同競技に出場し、9位だったレオニー・ベック選手(27)は10日、インスタグラムストーリーズに親指を立てている自身の写真を投稿。「昨日9回嘔吐し、下痢状態」とのメッセージと共に、皮肉を込めて「セーヌ川の水質は合格」と記し、チェックマークを付けた。

同連盟の発表によると、オープンウォーターに出場したドイツの女性選手2人が競技の翌日に吐き気や嘔吐、下痢のため治療を受けたが、「今朝(10日)から体調は回復している」という。

また、「同様の症状のある別の水泳選手が現在、ドイツチームの医師によって治療を受けている」とした。同競技に出場したもう1人のドイツ人選手はレオニー・マルテンス(20)で、24人中22位に終わった。

9日には男子10キロオープンウォータースイミングもセーヌ川で行われ、2人のドイツ人選手が出場。うち、オリバー・クレメト選手(22)は銀メダルを獲得している。

セーヌ川を巡っては、今大会のトライアスロンでも少なくとも6人の選手が嘔吐などの症状を発症し、体調を崩したことが報じられた。

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