女子プロレス「スターダム」の極悪軍団「H.A.T.E.(ヘイト)」に所属する〝ブラック・ピーチ〟渡辺桃(24)が、まさかの開幕2連敗を喫した。
シングルの祭典「5★STAR GP」レッドスターズBブロック公式戦(11日、東京・渋谷区スポーツセンター)では、JUST TAP OUTの稲葉ともか(22)と対戦した。
蹴り合いで力の差を見せつけた渡辺は、客席にともかを投げ込みペースをつかむ。その後もチキンウイングスリーパーで絞め上げ圧倒した。
だが10分過ぎ、ともかの重たい蹴りを側頭部にくらうと意識がもうろう。Bドライバーで反撃したが、稲葉落とし(みちのくドライバーⅡ)を見舞われると大の字になってしまう。最後は一撃必殺ともか蹴りをくらい3カウントを献上した。
前日のAZM戦に続き、これで2連敗。ショックを隠せない渡辺はバックステージに現れると「昨日から何がなんだかわからねえよ…」とつぶやいた。だが次の瞬間「でも全部AZMのせいだろ! アイツのせいなのはわかってんだよ。クソが!」と激怒し控室へ消えていった。
リーダーでワールド王者の刀羅ナツコが出場を辞退したリーグ戦だけに、ヘイトとして結果を残したいところ。次の公式戦は12日宇都宮大会の星来芽依戦。ここから巻き返せるか。