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藤原紀香と元SKE惣田紗莉渚が舞台で共演「紀香さんの存在がパワースポットみたいなんです」

東スポWEB 2024年8月11日 17時9分

女優の藤原紀香(53)が舞台「カルメン故郷に帰る」(8月17日~25日、新橋演舞場)で主演を務める。共演する元SKE48の惣田紗莉渚(31)と共に取材に応じた藤原はこの作品への熱い思いを激白。サプライズ好きだという夫・片岡愛之助(52)の素顔についても語った。

――「カルメン故郷に帰る」は東京でストリッパーをしているリリィ・カルメンが故郷の和歌山県・紀ノ川村に里帰りして大騒動を巻き起こすというストーリー。1951年に公開された同名映画(木下恵介監督)の舞台化作品となる

藤原 職業への差別をものともせず、自分の選んだ道を芸術だと思って歩いていく。そのカルメンのたくましさは現代の人の心にも絶対に響くと思います。

――舞台となる和歌山県とは関係も深い

藤原 そうなんです。両親の里が和歌山で子供の頃はお休みになると和歌山に行き、野山を駆け回って虫やザリガニをとったりしていました。

――9月に大阪松竹座でも上演されるということで7月10日には舞台のプロモーションのため南海電鉄なんば駅で1日駅長を務めた

藤原 1日駅長を務めた後にそのまま南海電鉄に乗って、和歌山に行きました。和歌山県庁の皆さんをはじめ和歌山のテレビ局、ラジオ局、新聞社などを回ってごあいさつさせていただき本当に「ノリカルメン第2の故郷に帰る」でした。

――1日駅長を務めた際には夫の片岡愛之助さんも南海電鉄なんば駅に来ていたとか

藤原 たまたま大阪でカツラ合わせの仕事があったらしくて。なんば駅のホームにいたので私もスタッフさんもみんなビックリ!もともとサプライズ好きで、人を驚かせることが好きなので(笑い)。(片岡は)その後、大阪の松竹座でカツラ合わせに行き、私は南海電鉄の特急『サザン』に乗って〝和歌山に行くわー〟ってバイバイしました。二人ともいろいろなところを飛び回っているのでいつもそんな感じですね。

――夫婦とも役者ということでお互い刺激を受ける

藤原 そうですね。(片岡は)いろいろな役をやっているので刺激になりますね。お互いの舞台を見たりしています。歌舞伎は所作や着物の着方なども勉強になりますし、爆笑するものや「何て悲恋なの」とロマンチックで涙が出てくるものもある。この8年、歌舞伎を見続けてきて本当に面白いものだなと思います。(歌舞伎に)いろいろな人を誘ってますが皆さん(歌舞伎の)沼にハマっていきます。

――片岡さんも藤原さんの舞台を見に来る

藤原 「一般のお客さんとして見たいから」と言って台本を見ないまま鑑賞して気づいたところを言ってくれるんです。今回の舞台も〝錦織さん(今回の舞台演出を務める少年隊の錦織一清)がこのキャストでどんな演出をしていくのか楽しみだな〟と言っていました。

――惣田さんはカルメンの初恋の人である田口春雄(徳重聡)の妻・光子を演じる
惣田 紀香さんの〝恋敵〟じゃないですけどそういう役を演じます。

――2人は以前にも共演したことがある

惣田 そうです。2年前に錦織先生が演出した舞台「毒薬と老嬢」で紀香さんと共演させていただきました。

藤原 その後もよくご飯を食べにいったりしています。紗莉渚は控え目なところもあるけど舞台に立つとちゃんと光と華を出せる人。ソロとしてピンスポットが似合う人だと思います。ダンスも上手だしお芝居もちゃんと心をいれて紡ぎ合える。後輩で妹ちゃんだけどアクターとして本当に好きです。

惣田 紀香さんはハッピーオーラをまとっているので稽古場に入って来た瞬間にパッと明るくなるんです。常にパワーをもらっているので紀香さんの存在自体がパワースポットみたいなんです。本当に優しい先輩で大好きです。

――座長としても周囲に気を配っている

藤原 大先輩の方や経験の長い方、そして若手もいるので皆さんと稽古場でもいろいろな話をしています。コミュニケーションの中から生まれるものって必ずあるし大事にしていますね。ピリピリしているより朗らかな雰囲気の方がいいじゃないですか。錦織先生がとても楽しい方なので笑いが絶えない稽古場になっています。

――今回の舞台は東京→仙台→名古屋→大阪→鹿児島→熊本とこの夏、全国で上演される

藤原 劇場というのは特別な空間だと思います。「エイッ!」って劇場に足を運んでいただくと、そこにはもう違う世界が広がっています。私たちが稽古中にずっと持ってる思いというのは、来てくださったお客さまに〝明日も頑張ろう〟って思ってもらえるようになること。そんなエナジーを少しでもシェアできるようにと思って稽古していますので、ぜひ「エイッ!」って劇場に来てみてください。

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