Infoseek 楽天

【甲子園】創成館・村田昊徽が無四球完封勝利 稙田監督「一番今日が良かった」と大絶賛

東スポWEB 2024年8月11日 22時9分

第106回全国高校野球選手権大会の第5日(11日)第4試合は2年連続で4度目の出場の創成館(長崎)が9年ぶり4度目出場の白樺学園(北北海道)に1―0と逃げ切り、昨年に続き初戦突破を果たした。

エースと主将が存在感を発揮した。0―0で迎えた3回だ。一死走者なしから山口(3年)が右前打を放つと、右翼手の失策に乗じてそのまま三塁へ進塁。続く主将の向段泰一郎内野手(3年)が左犠飛を放ち、先制点をもぎ取った。試合後「先頭の(山口)烈(3年)が出てくれて、自分がチャンスで回ってきたらかえすしかないと思いながら思い切っていきました」と心境を吐露した。

序盤から援護点をもらったエース右腕・村田昊徽(ごうき)投手(3年)は再三、走者を背負いながらも要所を締め、118球の無四球完封勝利を挙げた。

「力はあんまり入れないように意識したんですけど、しっかり腕を振ることを考えていたので、それがいい結果につながったんだと思います」自身の投球を冷静に振り返った。

虎の子の1点を死守した稙田監督は「ホッとしてます。こういう(接戦の)展開になると思ったが、なんとか守り勝ちできて良かった」と安堵した様子。先発右腕についても「長崎県大会を含めても、1番今日が良かったんじゃないかなと思うぐらい真っすぐも球速以上に走ってましたし、コントロールも良かったです」と賛辞を送った。

2回戦の相手は2年連続センバツ準Vの報徳学園を3―1で破った大社(島根)とあって「相手は勢いがありますから、ウチも負けないようにしっかり戦っていきます」と意気込んだ。

昨年は3回戦で沖縄尚学と対戦し1―5と無念の敗北を喫し、ベスト16止まり。日頃から「守り勝つ野球」をテーマに鍛錬を続けている創成館が、その成果を見せて初の甲子園夏大会2勝目をつかみ取れるか。

この記事の関連ニュース