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【阪神】1009日ぶり一軍先発の高橋遥人が5回無失点 岡田監督は〝救世主〟登場ににんまり

東スポWEB 2024年8月11日 22時44分

阪神は11日の広島戦(京セラドーム)に4―0と零封勝ち。1009日ぶりの一軍先発となった高橋遥人投手(28)が5回無失点の粘投で勝利をつかみ、打線も初回から幸先よく先制点を奪うと、前川、大山の本塁打で相手を突き放した。

高橋は初回から走者を背負いながらも、力強いチェンジアップやスライダーで赤ヘル打線を封じた。4回には佐藤輝の失策から二死満塁のピンチを背負ったが、最後は代打・石原を空振り三振に仕留めた。岡田彰布監督(66)は「ゼロで5回までいってくれてナイスピッチングだった。(左の先発が出てきたのは)そら大きいよ、今年はカードによって偏りがあるから、そういう意味でも大きいわな」とシーズン終盤での〝救世主〟登場ににんまりだった。

打線は初回から近本の左翼線への二塁打でチャンスをつくると、森下の適時中前打、大山の左翼フェンス直撃の適時二塁打で2点を先取。敗れた9、10日の広島戦では2戦とも先制点を献上していただけに、指揮官も「初回、近本が出れば何とか先制点取れる形になってるしね、後半は。初回の2点の援護も高橋にとって大きかったし、ずっと後手踏んでたから、先制は大きかった」とたたえた。

4回には2番手・黒原の出はなをくじいた。先頭・前川がカウント1―0から143キロの直球を完璧に捉え、右翼席に突き刺す3号ソロ。8回には大山が5番手・河野から、レフトスタンドへダメ押しの10号ソロを放った。虎将も「なかなかヒット出なかったですけど、今日はどんな形であれ勝たないといけないゲームだったんで。内容関係なしにいい追加点だった」とうなずいた。

チームはこの日の勝利で自力優勝消滅を阻止し、12日から2位・巨人との3連戦(東京ドーム)に臨む。

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