ボートレース福岡のプレミアムGⅠ「第38回レディースチャンピオン」は11日、準優勝戦が行われた。
地元のエース・渡辺優美(31=福岡)は準優10R、インからコンマ13のトップスタートを決めると危なげなく先に回っての圧勝劇。当地通算10度目となる優出を決めた。開口一番「優出はノルマだったので良かった」とエースとして最低限の仕事を果たし、胸をなでおろした。
「1Mの感じはめちゃくちゃ良かった。4日目の足なら差されていたと思うけど、本体にペラをやり直して、一番いい状態。準優に関して言えば、全部の足が良かった。エンジンを思えば優秀です」とパートナーの75号機のご機嫌もバッチリ。「スタートは条件によって難しい。そこは集中力1本です」。今節の平均スタートはコンマ11と安定している。
2月のレディースオールスターで特別戦初制覇。5月の多摩川オールスターでもSG初1着を飾るなど、名実ともに福岡女子を代表するエースへと成長。常々〝博多では負けたくない″と当地への強い思いを口にするが「地元で優勝したい思いは一番強いと思うので、それを発揮できるように流れを整えたい」と今節も人一倍闘志を燃やしている。
誰よりも知り尽くし、誰よりも愛する博多の水面で最強ヒロインの座は譲れない。