パリ五輪が１１日（日本時間１２日）に閉幕。フランス競技場で行われた閉会式のショー「ＲＥＣＯＲＤＳ」では、「ゴールデンボイジャー」が話題となった。
ショーの冒頭に、会場の屋根付近から全身金ピカで日本のスーパーヒーロー風のキャラクターがロープをつたって降下した。このキャラクターはフランスの歴史的遺産からインスピレーションを得て、ＳＦやゲームに登場するキャラも連想させるという。
これは、１９７７年にＮＡＳＡが打ち上げた無人宇宙探査船「ボイジャー１号」に搭載された「ゴールデンレコード」を擬人化したもの。「ゴールデンレコード」には地球の生命体や文化を伝える画像などが記録されており、地球外知的生命体に地球の存在を知らせることを期待している。
荘厳なテーマを抱いた「ゴールデンボイジャー」は、日本の「Ｘ」でもトレンド入り。「ゴールデンレコードの擬人化ってかっこいい」「ゴールデンボイジャーいいじゃん。なんで東京オリンピックがこういうのできなかったんだろう？」との賛辞もあった一方で、スーパーヒーロー大国の日本だけに、「仮面ライダーにしか見えない」「たいていの日本人はこれをすごい洗練されたヒーローショーと思って見てる説」などの声が上がっていた。