ソフトバンクの絶対的4番・山川穂高内野手(32)が12日の楽天戦(みずほペイペイ)で、4試合連続の本塁打を放った。大量リードで迎えた7回、相手3番手・高田の初球真っすぐを強振。左中間席へ滞空時間の長い23号ソロを叩き込んだ。山川の4戦連発は西武時代の2018年8月以来。前回はお盆にサク裂したが、今回も時期を同じくしてアーチを量産している。
3試合連続弾を放った前日の試合後には「そんなにうまくいかないのも分かっている。だいたい3試合連続で終わるじゃないですか」と語っていたが、絶好調の打棒はこの日も止まらなかった。「謙虚に、また足元を見つめ直してやっていくだけ」という姿勢で臨んだゲームで、夏男が代名詞ともいえる大きな弧を描く美しいアーチをかけた。
夏休みで本拠地に詰めかけた多くの少年少女の前で、本塁打王3度を誇るスラッガーが記憶に残る〝夏の思い出〟を届けた。