女子プロレス「マリーゴールド」の〝お騒がせ女〟ことジュリア(30)が、日本ラストマッチ(19日、東京・後楽園ホール)で一騎打ちする桜井麻衣(33)にゲキを飛ばした。
米「WWE」への移籍が確実視されるジュリアは、日本での試合が残り2試合となった12日の神奈川・保土ヶ谷区公会堂大会では野崎渚、CHIAKIとトリオを結成。高橋奈七永、桜井、石川奈青組と対戦した。
試合開始のゴングが鳴ると、いきなり桜井と張り手合戦で火花を散らす。だが15分過ぎ、桜井のダイビングボディープレス2連発をくらい劣勢に。それでも高橋の冷蔵庫爆弾を剣山で迎撃すると、ミサイルキックで反撃に成功した。
これで勢いに乗ったジュリアは、石川にバックドロップからの雪崩式ダブルアームスープレックスを決めてペースを引き寄せる。最後は野崎と好連係を繰り出し、自軍のCHIAKIが石川を滞空式フィッシャーマンドライバーで仕留め3カウントを奪った。
試合後、マイクを持ったジュリアは「お前ら、めちゃくちゃ強いじゃん。そしてCHIAKI、野崎渚、もっと早く2人に出会いたかったな…」と感慨深い表情を浮かべそれぞれにエールを送った。
すると桜井から「長い話はそろそろよろしいかしら…」と割り込まれ「ジュリア、私はお前をぶっ潰すことだけを考えてきたよ! 後楽園ホールで私はその目的を果たす。覚悟しておけ」と宣戦布告された。
桜井の言葉に不敵な笑みを浮かべたジュリアは「ジュリアのラストマッチという重荷に苦しみながら、これからもプロレスをやっていけばいい。お前はジュリアを一生背負っていけ」と吐き捨てる。
負けじと応戦してくる桜井から「お前こそ覚悟しておけ」と詰め寄られると、額を突き合わせにらみ合った。だが、お騒がせ女には、桜井の気持ちが物足りなかった様子。突然ノーザンライトボムを決め、リングから追い出した。
バックステージに現れたジュリアは、桜井に対し「今日は私の気迫に負けてたんじゃないの? もっと来いよ。そうじゃないと私、お前が最後(の相手)で後悔しちゃうかもしれないな…。嫌だったら今からでも対戦相手を変えたっていいんだぜ、桜井? まあ19日、楽しみにしてるよ」。最後の師弟対決の行方が注目だ。