Infoseek 楽天

【甲子園】明徳義塾・馬淵監督が采配ズバリ大勝も「あの得点差で盗塁したら怒られるでしょ」

東スポWEB 2024年8月12日 21時29分

第106回全国高校野球選手権大会の第6日(12日)第3試合は2年ぶり23度目出場の明徳義塾(高知)が6年ぶり6度目出場の鳥取城北に7―0と完勝し、初戦突破を決めた。

大舞台で左腕が躍動した。先発した池崎安侍朗(2年)は初回からテンポのいい投球を披露。打たせて取る投球で併殺打を3つ奪うなど、走者を背負っても動じなかった。

わずか95球で9回を5安打完封。初の甲子園でマダックス(100球未満での完封)を達成した。馬淵監督は「(池崎は)本当に夏に強い。自分でも言うとる」と夏男として太鼓判を押した。

指揮官は試合を振り返りつつ「もう途中、点差に助けられてね。向こうも打ってくるしかないじゃないですか。併殺打3つは大きいですよ。3つ取って負けたらおかしいですよ。逆に3つ取られたらちょっと苦しいですよね。桂馬が3つあったら負けないって言うやん、昔から」と〝馬淵節〟を全開させた。

5点リードした6回一死一塁の場面ではバスターエンドランを敢行。結果的に二塁打となり好機を広げ、その後、適時内野安打でさらに追加点を奪った。見事に作戦がハマった采配を「あの得点差で盗塁したら怒られるでしょ。WBCやったら7点差で盗塁したら石投げられるで。(盗塁の)サインは出せんし、だったらとバスターエンドランやっただけや」と名将なりの持論を展開した。

この記事の関連ニュース