巨人・山崎伊織投手（２５）がチームの危機で力投を披露。首脳陣の信頼を取り戻した。１２日の阪神戦（東京ドーム）に今季初めて中５日で先発し、７回途中１２１球２安打無失点と、チームの１―０の勝利に貢献した。
背番号１９が鬼気迫る投球を見せた。初回から３者連続でフルカウントとしながらも、相手に安打を許さず。際どいコースを攻め、四球はありながらも５回一死まで無安打投球を続けた。
そのまま７回まで相手に二塁を踏ませなかった。味方打線が初回に相手の失策で得た「虎の子」の１点を守り抜いた。７回二死で左の前川を迎えたところで２番手・高梨と交代し救援陣が零封リレーを披露した。
山崎伊は中５日について「１回ぐらいだと変わらないですね。ずっとこれで回るのは大変だと思うんですけど、今回１回だけですし」と淡々と振り返った。
この日は前日の中日戦（バンテリン）で左手首を骨折し離脱したヘルナンデスの「４２」のユニホームがベンチに飾られた。山崎伊は「優勝できたら（ヘルナンデスも）うれしいと思うんで、ピッチャーが粘ってこっから頑張っていきたいと思ってます」と助っ人にＶを約束した。