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Uターンラッシュに地震、台風直撃の恐れ 年始クラスの災禍回避へ…専門家「最大限の警戒が必要」

東スポWEB 2024年8月13日 6時9分

今年はダブル警戒だ。お盆に故郷で過ごす人たちの帰省ラッシュとなっている中、南海トラフ地震臨時情報の発表に加え、台風7号が日本列島を縦断する恐れがあり、政府や関係自治体はピリピリムードとなっている。

8日に宮崎・日向灘で発生したM7・1の地震を受け、気象庁は普段よりも南海トラフを震源とする大地震の可能性が高まったとして、南海トラフ地震臨時情報を発表。12日までに想定震源域周辺で巨大地震につながるプレート境界の異常は観測されていないとしたが、震度1以上の地震が20回以上起きており、活発な状態が続いている。

高知のよさこい祭りは地震臨時情報が〝直撃〟するも9日から開催され、出場を辞退したチームも出たが、12日に無事終了した。また11~15日の徳島の阿波おどりも通常通りに始まった。四国を代表する二大祭り会場では、大津波警報が発表された際の避難誘導マップが掲示や配布されるなどして、警戒モードの中での開催となった。

地震だけでなく、台風も厄介な状況になっている。台風5号が12日に岩手県に上陸したのに続き、南海上で観測されている熱帯低気圧が13日までに台風7号となる見込みで、16日に伊豆諸島近海から関東地方に上陸し、北東に進むと予想されている。

一昨年は8月13日に台風8号が関東を直撃し、昨年は8月15日に台風7号が近畿地方を縦断した。3年連続のお盆直撃となると、Uターンラッシュなどに大きな影響が出る恐れがある。

元東京消防庁消防官で防災アナリストの金子富夫氏は「宮崎で地震が起き、神奈川西部でも震度5弱の地震が起き、台風5号が東北地方を横断し、成田空港ではシンガポール航空機の白煙騒動もあった。今年は元日の能登半島での地震、2日の羽田空港での飛行機衝突と大規模災害や事故はえてして連続で起きる。最大限の警戒が必要です」とそれぞれでできる防災対策を訴えた。

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