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【パリ五輪】浜口京子「私は見たいです!」大躍進レスリングを総括 & 夢中になった他競技を告白

東スポWEB 2024年8月13日 6時9分

パリ五輪が閉幕した。日本選手団は金20個、銀12個、銅13個のメダルを獲得。空前のメダルラッシュで大いに盛り上がった。レスリング五輪2大会メダリストの浜口京子(46)は大会期間中、眠気を吹っ飛ばし東京から日本選手団に声援を送り続けた。金8個を獲得したレスリング勢をはじめ、大会で印象に残った選手や種目について、気合十分で振り返った。

【浜口京子 気合でGO!】いや~、本当に感動しました。みんなよく頑張った!

最終日(11日)はとってもうれしい出来事がありました。レスリング女子76キロ級で鏡優翔選手が金メダルに輝きました。日本女子最重量級で初の金。最高の色のメダルを取ってきてくれました。本当にありがとう!

鏡選手、構えが低いから相手が懐に入りにくいんです。そして海外勢に負けない筋肉。以前、前腕を触らせてもらったことがあるんですが、細い鉄がぐるぐると張りめぐらされている感じなんです。まさに鋼の筋肉。練習のたまものです。帰国したらご褒美をあげたい。焼き肉かな。たくさん食べさせてあげたい!

レスリングは今大会、男女で金8、銀1、銅2の成績を収めました。本当に強い! この成績は選手の頑張りはもちろんですが、指導者のみなさんのご尽力も大きかったと思います。セコンドに就いていたコーチや所属の指導者の方々が、親身になって強化してきたことが大きかったと思います。コーチ陣は若いので、みなさん自分の体を張って指導したのでしょう。信頼できる指導者の存在は大きかったと思います。

他競技では体操男子の活躍が頼もしかったです。金メダルを獲得した団体の時に、彼らが雄たけびのように大きな声を出したり、声を掛け合っている姿が印象に残りました。声を出すってとてもいいことなんです。重圧、ストレスを吐き出すことができますからね。体操男子のみなさんとは、帰国後にテレビ番組でもお会いしました。とても素直で丁寧な方たちで、ますます応援したくなりました。

試合に敗れた選手たちの涙、そして笑顔も印象に残りました。柔道の阿部詩さんやレスリングの須崎優衣さん、フェンシング女子サーブル個人の江村美咲さん…。江村さんは旗手を務めていて、プレッシャーもあったのではないかな。私も2004年アテネ五輪で務めたのでわかります。

3人とも、目指していた金メダルに手が届きませんでしたが、気持ちを切り替え次の戦いに挑み、メダルを獲得しました。みなさん間違いなく頑張っている。私も経験してきましたが、負けて泣いて苦労した分だけ、さらに人間として豊かになれる。絶対に強くなれます。もうね、みんなリスペクトですよ。再び輝く姿が見たいです。

そして目が離せなかったのはブレイキンです。大好きですね。夢中になりました。人間はここまで体を動かせるのか、と。実はレスリングの練習では3点倒立をやるので、ジムのマットでSHIGEKIX(半井重幸)さんみたいに回転しようとしたんです。難しくて半周しかできませんでした(笑い)。2028年のロサンゼルス五輪では実施されないそうですね。その後はどうなるのか。私は見たいです!

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