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〝大谷翔平が28年ロス五輪旗手!〟トム・クルーズから豪華バトンリレー実現するか 米メディア予測

東スポWEB 2024年8月13日 11時36分

トム・クルーズからショウヘイ・オオタニへ――。パリ五輪は11日に閉会式を迎え、17日間にわたって繰り広げられた熱戦に幕を下ろした。2028年のロサンゼルス大会への引き継ぎ式では俳優トム・クルーズ(62)が競技場の屋根からド派手なワイヤアクションで降下し、世界中で喝采を浴びた。同大会の期待も高まるが、開会式でバトンを受けて主役になるであろう日本人アスリートに注目が集まっている。日本選手団の旗手候補として、ドジャースの大谷翔平投手(30)が急浮上しているというのだ。

今や大谷はMLBの枠を超え、全米で最も魅力あふれるアスリートとして、名前が挙がることも当たり前になった。投打二刀流を貫き通し、数々の記録を塗り替えるとアジアや全米だけでなく英公共放送「BBC」や仏大手スポーツ紙「レキップ」など野球になじみのない欧州主要メディアで、報じられることも珍しくなくなっている。

そんな世界的なネームバリューを誇るショウヘイ・オオタニだからこそ担える大役がある。28年に開催されるロサンゼルス五輪で日本選手団の開会式旗手に大谷が急浮上しているのだ。

野球競技はロサンゼルス五輪で2大会ぶりに実施されることが決定済み。大谷も先月15日(日本時間16日)のオールスター戦前日会見の場でロサンゼルス五輪に出場する意思について問われ「国際大会はもちろん特別だと思うし、オリンピックも特別だと思う。個人的にも出てみたいなという気持ちはもちろんある」などと強い意欲を示している。

過去の大会では五輪代表へのメジャーリーガー参加を基本的に容認していなかったMLB側もマンフレッド・コミッショナーが「協議の余地がある」と門戸を開く可能性を示すなど軟化しつつある。同じ米国国内での開催となるロサンゼルス五輪ならば、シーズン期間中の参加であっても時差や移動のリスクが軽減されることはメリットとして大きい。

さらにドジャースにとってロサンゼルスは言うまでもなく地元で、野球会場は本拠地ドジャー・スタジアムが有力視されている。ロバーツ監督も地元開催のロサンゼルス五輪で行われる野球へのメジャーリーガー派遣について「MLBと選手会が一丸となれば実現できる」と猛プッシュ。こうした背景からドジャース内部では「ロサンゼルス五輪にオオタニが参加することになったら、ぜひ日本選手団の旗手を務めてもらいたい。地元のLAでプレーする彼をおいて他に適任者はいない」(球団関係者)との声が日増しに強まっているという。

すでに大谷は23年の第5回WBC決勝でも侍ジャパンの旗手を務め、二刀流として3大会ぶりの世界一奪回に大きく貢献。一方で井端監督率いる新生侍ジャパンは24年・第3回プレミア12と26年・第6回WBCで頂点に立つことを当面の目標としており、4年後のロサンゼルス五輪での金メダル奪取も無論先々の青写真として描いている。大谷がロス五輪で日の丸のユニホームに袖を通すことになれば侍ジャパンだけでなく、あらゆる方面にプラス効果を生む。

「大谷選手は33年まで地元のドジャースと契約を交わしている。そう考えれば28年五輪において彼は日本だけでなく、開催国の米国やロサンゼルス市にとっても大会の重要な“ホスト”あるいは“アイコン”のような存在になるだろう。MLBとドジャースの全面バックアップを得た大谷選手が野球競技に出場するだけでなく開会式や閉会式など節目のイベントに登場すれば、世界中にインパクトを与えられる。かつてないシナジー効果が計算できることによって、IOC(国際オリンピック委員会)や大会運営側にも歓迎されるはずだ」(広告代理店関係者)

ポッドキャスト番組「WBC Central」でホストを務めるフリーランス記者のショーン・スプラドリング氏は11日(同12日)に自身のXを更新し「28年のロサンゼルス五輪開会式ではショウヘイ・オオタニが日本選手団の旗手を務めるだろう」と予想。確かにジャパニーズトップアスリートで、ロサンゼルスの顔になりつつある大谷は日本の旗振り役としてこれ以上ない適任だ。果たしてどうなるか。

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