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大谷翔平MVP争い「マルテが正当な2人レースに変えた」首位争いとともに一転カオス

東スポWEB 2024年8月13日 11時39分

ドジャースの大谷翔平投手(30)が6月中旬以降、独走してきたナ・リーグMVPレースが、一転、混戦の気配だ。米スポーツ専門局ESPNは12日(日本時間13日)、後半戦の展望で「ナ・リーグMVPレースは思っているよりも僅差だ」と、ダイヤモンドバックスのケテル・マルテ内野手(30)が「長らく大谷だけがナ・リーグMVPレースのリーダーだったが、マルテが正当な2人レースに変えた」と報じた。マルテはオールスター戦後、メジャー2位の11本塁打、同トップの24打点、ナ・リーグ10位の打率3割2分9厘と絶好調。5月末に7割9分2厘だったOPSを9割3分3厘に上昇させた。

MVP投票で近年重視されるWARは11日(同12日)時点のベースボール・リファレンスではマルテが6・2で大谷の5・8を上回っている。

「ファングラフスでは大谷が優勢(5・6対5・4)だが、このレースは決着がついたわけではない。マルテは大谷のように『40―40』の成績を残すことはないだろうが、フルタイムのDHがMVPを受賞したことはない。物語は依然として大谷寄りのようだが(何せ大谷なので)、投票者はWARの数字に大いに注目するだろう。マルテはまた、勝敗を左右する状況で大谷よりも良い打撃をしており、それも意味を持つだろう」

米スポーツサイト「スポーティング・ニュース」はこれを受け、「ダイヤモンドバックスのスターは大谷翔平のMVPに挑戦できるか? 専門家が解く」と題し、23年のポストシーズンで20試合連続安打を放ち、ダイヤモンドバックスをワールドシリーズまで押し上げた立役者の一人になったことを紹介。

ナ・リーグ西地区でダイヤモンドバックスが首位ドジャースに3・5ゲーム差と接近していることからも「ダイヤモンドバックスがドジャースを追い抜くことができるかどうかで、マルテが(ナ・リーグMVPで)番狂わせを起こすかどうかに大きく影響する可能性がある」とした。

11日のパイレーツ戦では4度の得点圏で凡退した大谷。例年8、9月は苦しんでいるだけに再び上昇気流に乗れるか。

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