ドジャースは12日(日本時間13日)、敵地ミルウォーキーでのブルワーズ戦で6月に左手骨折により離脱していたムーキー・ベッツ内野手(31)が「2番・右翼」で復帰。いきなり11号2ランを放つと適時打もマークと4打数2安打3打点1盗塁の活躍で、36号2ランを放った大谷翔平(30)とともに5―2での勝利に貢献した。
試合後、デーブ・ロバーツ監督は「彼の名前をラインナップに入れることができたことで、我々はかなり良くなった」とうなずいた。
フリーマンと合わせて念願の「MVPトリオ」も復活。ケガの前は遊撃だったベッツの新ポジションも注目されたが、昨季までの右翼に収まった。
ベッツは「チームにとってベストなら何でもいい。僕はいいショートになれると信じているけど、クラブハウスにはゴールド・グラブ受賞者のような、すごくいい選手が何人もいるんだ」と納得の表情だった。
ベッツ復帰に伴い頭を悩ませたロバーツ監督は「難しい会話だった」と振り返った。数日前に指揮官はベテランのジェイソン・ヘイワード外野手と会話。ベッツが右翼に戻り、アンディ・ペイジズとケビン・キアマイヤーが中堅、テオスカー・エルナンデスが左翼に入ったことで、ヘイワードの出場時間が影響を受ける。
ロバーツ監督は、「ヘイワードの出場時間を確保するつもりだ」とキッパリ。ベッツとの兼ね合いながら、ヘイワードへのケアも忘れなかった。