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クライミング森秋彩 身長届かず0点問題を論客が糾弾「これがフランスのやり方」

東スポWEB 2024年8月13日 18時4分

パリ五輪スポーツクライミング複合女子の決勝で、森秋彩(20=茨城県連盟)が第1課題で身長差が大きく影響する課題を攻略できず0点に終わったことが大論争を呼んでいることを受けて、有名な論客が開催国のフランスを批判した。

身長154センチの森は問題の課題に四苦八苦。ボルダーでの0点が大きく影響し、その後のリードで猛追して世界トップレベルの実力を見せたものの、4位に終わって悲願のメダルには届かなかった。

これを受けて英紙「デイリー・メール」は「「オリンピックのクライミングスターは、身長が壁まで届かなかったため、競技を始めることすらできず、ファンは彼女が『いじめられた』と主張している」と報じるなど、世界中で課題設定をめぐって身長が高い欧米勢に有利との指摘が殺到し、物議を醸している。

日本でも各界で議論を呼ぶ中で、SNS上を中心に論客として知られる高安カミユ氏が自身のX(旧ツイッター)で「これがフランスのやり方 パリ五輪スポーツクライミング複合女子の決勝で、森秋彩が第1課題のホールドが高すぎて届かず0点に。リードは1位も最終的に4位。彼女は何度も何度も助走を付けて駆け上った。しかし身長154cmの彼女が届く事は無かった」と今大会を主催するフランスを批判した。

そして「背が届かない設備を用意され競技に参加すらできなかった森秋彩選手に岸田は何か言うのだろうか? 普段、多様性を叫ぶ政治家ほど何も言わない」とスポーツ界にとどまらず、政界でも今回の件を議論するよう求めた。

メダルが期待された森の〝悲劇〟は、論争が拡大している。

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