ＷＷＥ悪女ユニット「ダメージＣＴＲＬ」のイヨ・スカイ＆カイリ・セインが人気急騰中だ。
先週のロウでは盟友ダコタ・カイがソーニャ・デビルとシェイナ・ベイズラー＆ゾーイ・スタークに襲撃され、古傷のヒザを痛めて試合を欠場。今週も不在となったが、イヨは「私たちが２人になったとしてもだ。ダメージＣＴＲＬがＷＷＥ女子部門で最強だ」などとタッグ王座獲得を宣言した。カイリも「うちらの大切な仲間をやってくれたからには、それなりに覚悟しておけよ」と報復を予告した。
１２日（日本時間１３日）のロウ（テキサス州オースティン）では、ＷＷＥ女子タッグ王座への挑戦権をかけてシェイナ＆ゾーイと激突。リングサイドでは王者組のアルバ・ファイア＆アイラ・ドーンが観戦し、観客席にはＷＷＥの元ディーバで２０００年代に活躍したキャンディス・ミシェルが登場。元ＷＷ女子王者は、イヨとカイリに熱い声援を送った。
イヨはダコタ不在の不安を吹き飛ばすように、軽快な動きからフライングヘッドシザースでシェイナを吹っ飛ばす。カイリとの連係から「せーの！」のかけ声とともにドロップキックを同時発射した。カイリはコーナーのシェイナにフォアアームで突っ込むと、コーナー上段から強烈なフライングフォアアームだ。
シェイナとゾーイの連係攻撃につかまるも、シェイナにＤＤＴを放って逆転。観衆はここで「イヨ！ イヨ！」の大チャントだ。大声援を受けてリングインしたイヨは、ゾーイに掌底アッパー２連発からドロップキックの波状攻撃。さらにシェイナとゾーイの２人めがけて、スワンダイブ式のミサイルキックをぶち込んで歓声を浴びた。
それでも、かつての相棒ゾーイのジャーマンと合体攻撃をくらってピンチに。カイリが身をていして救出に入ると、ゾーイに変型バックブリーカーで叩きつけてコーナー上段に上がった。必殺のムーンサルト弾の体勢に入るも、ここでソーニャがエプロンに立って試合に介入。一気に乱戦になったが、場外でゾーイのスーパーキックがイヨにかわされ、リングサイドの王者アルバに誤爆してしまう。
構わずイヨは、ゾーイをリングに上げて必殺のムーンサルトプレスを発射。見事に決まったが、王者アイラが乱入してイヨに襲いかかった。試合はノーコンテストに。王者のアイラとアルバは２チームを蹴散らし、カイリには合体セントーンを浴びせて、試合をぶち壊した。
これを受け、次週のロウでは王者アイラ＆アルバに、イヨ＆カイリとシェイナ＆ゾーイのトリプルスレット王座戦が決定。イヨ＆カイリにはダコタ不在も、観衆の熱烈な支持が大きな後押しとなりそうだ。
この日のロウは「ＡＢＥＭＡ」にて放送された。