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大谷翔平の発言が歴史変える?米ウォールストリート・ジャーナルが特集

東スポWEB 2024年8月14日 10時49分

ドジャースの大谷翔平投手(30)の発言はMLBの歴史を変えるのか。米経済紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は13日(日本時間14日)に「野球がオリンピックに戻ってくる。野球界最大のスター選手らはこれを成功させられるか?」と、大谷、フィリーズのハーパーやヤンキースのジャッジらの看板選手が2028年のロサンゼルス五輪への出場を希望していることで、これまでメジャーリーガーの五輪参加を認めなかったMLBに生じた変化の兆しを特集した。

大谷は7月のオールスター戦前日の記者会見でロス五輪に出場する意思を問われ「国際大会はもちろん特別だと思うし、オリンピックも特別だと思う」「個人的にも出てみたいなという気持ちはもちろんある」などと語った。ハーパーとジャッジも出場意欲を示している。

同紙によれば米国野球連盟のCEOポール・セイラー氏は「選手たちがこれに興味を持っているという事実は、彼らがこれを解決できる可能性を示唆している」と期待を示したという。

ロス五輪はMLBのシーズン中の7月14~30日に行われ、現状では参加国を6、期間は5~6日とする案が検討されており、中断期間、ケガ人が出た際の保険問題など課題は山積み。なにより30球団のオーナーの了承を得る必要がある。

同紙は「大リーガーらが五輪に参加するという考えは今に至るまでほとんど支持されてこず、それも米国の野球ファンが五輪に無関心だったこともプログラムからなくなったことにつながっていたが、五輪が米国で開催されることでその態度は変わった。(現在の)労使協定は26年に失効する。選手会は、選手が28年とその先の五輪に参加できる道を作ることを課題とするだろう」と分析。選手会のトニー・クラーク事務局長が「機会があれば参加したい」と言及したことを紹介し、「初めて実現に向けた推進力が出てきたように見える」と前向きに締めくくった。

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