4人組ガールズバンド「きみとバンド」のリーダーでドラムの大野真依、ギター&ボーカルの清原梨央がダブル主演した映画「ゴーストスポッターズ 夢湯」が31日、横浜シネマ・ジャック&ベティなどで順次イベント上映される。大野はSNS総フォロワーが約115万人で、“日本一美しいドラマー”として雑誌の表紙を飾ったこともある。活躍が目覚ましい2人に映画やバンドへの思いなどを聞いた。
本作は、愛媛・今治市の温泉地・鈍川温泉にある廃虚ホテルを舞台に大野、清原が演じる主人公のユーチューバーたちが行方不明の人捜しに向かうオカルト映画だ。
――映画出演経験のある2人がダブル主演
清原 バンド活動をしているので、お芝居はすごく新鮮でした。緊迫しているシーンの表情を見てほしい。普段のお仕事ではかわいくキレイに映りたいと思いますけど、今回の撮影では気にせずやり過ぎたなってぐらいリアクションしました。
大野 私だけ幽霊が見えちゃう役。実際は見えないけど、見える演技をしているので、ぜひ楽しみにしてほしいです。
――今治市で撮影。バンドは2020年に愛媛で結成された
清原 地元の事務所にいた女の子たちが、ゼロから音楽をスタートするコンセプトで結成されました。最初はガムシャラにやってみようと、47都道府県ツアーをしたりしてましたけど、その中で夢も出てきた。今はインディーズガールズバンド初の日本武道館公演や、Zepp5大都市ツアーを目標にしています! 3月に大阪、福岡でZeppツアーを開催しましたけど、ソールドアウトできなかったので、また挑戦してリベンジしたいです!
――大野さんはグラビアでも活躍。写真集の制作のためのクラウドファンディングで支援額1400万円超を集めたり、4月にはビッグコミックスピリッツで表紙を飾ったりした
大野 最初はグラビアをやる発想はなかったんですけど、挑戦した時に意外と応援してくださる方がいて。そういう方がいてくださる限り、やりたいなと。自分がちょっとでも輝ける場所があるなら、グラビアでも頑張りたい。
――SNSの総フォロワー数は110万人超
大野 私たちはライブも会えるイベントもやってますけど、目に見える集客があるわけじゃない。グラビアをきっかけにSNSで応援してくださる方も増えてきたので、バンドの集客につながればという気持ちもあります。そんなに簡単にはいかないと思いますけど、個々のメンバーの活動も応援して好きになっていただきたいなって気持ちが大きいです。
――「日本一美しいドラマー」の肩書はイヤではない
大野 絶対違うだろうって言う人がいるのも分かってます。そう言っていただける方がいるならうれしいです。肩書はイヤなことではない。記事の見出しにつけていただいて炎上とかするんですけど、それはそれで別にいいかなって思ってます。私やバンドを気になってくれる人がいるならっていう精神でやってます。
――清原さんは2017~19年にかけて、秋元康氏プロデュース「ラストアイドル」の初期メンバー(Someday Somewhere)として活動。アイドル引退後にバンド活動を
清原 ラストアイドルの時はありがたいことにZeppとかも決まり、客席も埋まっていたという感じだったんですけど、自分の力ではないなともやっぱり感じていた。自分の性格的にもファンの方とより近くでコミュニケーションを取れるとか、泥くさくやっていく活動がすごく合っていると思います。