巨人の浅野翔吾外野手(19)が14日の阪神戦(東京ドーム)に「8番・右翼」で先発出場し、今季初安打となる1号満塁弾を放った。
鮮烈なアピールに成功した。0―0の4回二死満塁でこの日2打席目を迎えた浅野は、相手先発・及川の投じた3球目、129キロのスライダーを完ぺきに捉えると、打球は放物線を描きながら左翼スタンドへ。衝撃の一発で試合を大きく動かすと、ベンチの阿部監督も思わず笑顔がこぼしながら両手を叩いた。
ベンチに戻るとナインから手荒く祝福され、息を荒げながら照れ笑いを浮かべた浅野。「先輩方が、繋いで繋いでまわしてくれたチャンスだったので、絶対に点に繋げるんだとのぞみました。最高です」と先制弾を振り返った。
4月6日のDeNA戦(東京ドーム)以来、99試合ぶりに先発出場を果たしたホープ。ここまで外野陣をけん引してきた助っ人のヘルナンデスが骨折により戦線離脱した中で一軍出場のチャンスが回ってきたが、首脳陣の期待に「一発回答」で応える働きを見せた。