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【日本ハム】連続スクイズでロッテにリベンジ成功 2位浮上の新庄監督「いつか借りを返したいと」

東スポWEB 2024年8月14日 22時44分

大きな〝借り〟を返した。日本ハムが14日のロッテ戦(エスコン)で4―1と快勝。貯金を「11」に増やし、2位に再浮上した。

前日の同カード初戦では相手先発・小島の前に3安打完封負けを喫していた。この日は打線にメスが入れられ、来日後初の2番に座ったレイエスが1点を追う初回に相手先発・メルセデスから初球を左翼席へ叩き込み、特大の11号同点ソロ。

さらに2回には相手の失策で勝ち越し。なおも無死二、三塁から8番・伏見、9番・水野が連続で初球スクイズを鮮やかに決め、この回は一気に3点をもぎ取って突き放した。新庄剛志監督(52)の采配がズバリとハマった格好だ。

投げては先発・山崎が7回1/3を100球、6安打1失点の快投で今季8勝目。ヒーローインタビューでは「序盤の1回に何とか1点にしのいだので、そこが今日は勝ちに結びついたという感じ」と自身の登板を振り返り、さらに「2回連続でスクイズをやったということで、今日は本当に勝ちに行ってるなという強い気持ちがチームから伝わった。何としてでも今日は絶対抑えてやるという気持ちで投げていた」とも続けた。

同じく山崎、そして水野とともに登壇した伏見は2回の場面について「ノーアウト二、三塁だったので自慢のバッティングを見せてやろうと思っていたんですが、初球からまさかのスクイズということで緊張しました!」と笑顔でコメント。場内から大きな歓声を浴びていた。

ロッテ戦では昨季、このスクイズで屈辱を味わっていた。昨年6月24日のロッテ戦(ZOZOマリン)では4―4で迎えた9回無死二、三塁からスクイズを2度にわたって仕掛けたものの、いずれも外されて無得点。その直後にサヨナラ負けを喫し、辛酸をなめさせられていた。こうした背景もあり、試合後の新庄監督は「いつか借りを返したいと思っていた」と胸の内を明かし、満足げだった。

8月に入ってチームは6連勝を挟むなど9勝3敗と絶好調。シーズン佳境が近づく中、悲願のCS進出へ向けて勢いを加速させている。

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