パリ五輪に参加したコンゴ民主共和国の選手6人中3人が帰国しなかったと、フランスメディア「ouestfrance」が報じた。
同メディアは「コンゴのテレビチャンネル『B―one』は2024パリ五輪に出場したコンゴ選手6人のうち3人が帰りの飛行機に乗らずオリンピック閉会式の『数時間前に逃走した』と発表した。水泳のアリストト・ヌドンベ・インぺレンガ選手、柔道のアルノルド・キソカ選手、陸上短距離のドミニク・ラスコーニ・ムランバ選手だ」とし、3人は母国に帰国していないという。
また「20minutes」は「この情報はXにより中継され、すぐにソーシャルネットワークで広まった」と報道。これまでも五輪など国際大会に参加した海外選手が資金稼ぎのために逃げ出すケースも多くあり「ouest―」も「海外遠征を利用して国外に逃亡するアスリートもいる」と伝えていた。
ただし、コンゴのオリンピック委員会は逃亡を否定。インぺレンガについてはトレーニングセンターへの登録のためにフランスに留まっているとし、ラスコーニについてはセネガルを練習拠点にしているためと説明するなど、個別の事情により帰国していないという。