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ケイティ・ペリーが保護区で許可なしMV撮影 スペイン当局「環境への犯罪」で訴追も

東スポWEB 2024年8月15日 12時49分

スペイン当局は、米歌手ケイティ・ペリーの最新ミュージックビデオ(MV)の制作会社が同国西部バレアレス諸島にある砂丘で許可なく撮影したとして捜査を開始したと発表。一方、ペリー側は全ての許可は取得したと主張し、双方の言い分は真っ向から対立している。米誌「ハリウッド・リポーター」が14日伝えた。

ペリーの6枚目のスタジオアルバム「143」から新たにリリースされたシングル「ライフタイムス」のMVでは、地中海の島々でパーティーやクラブ遊びをするペリーの姿が映し出されている。

このMVを巡ってスペイン当局は14日、制作した会社スティルズの撮影クルーが同諸島のフォルメンテラ島など国定保護区で許可なく撮影したことを確認したと発表。砂丘への被害の可能性を調査しているという。

同誌によると、「申請されれば撮影許可が下りる」ため、ペリーや撮影クルーが「環境への犯罪」で訴追されることはないという。だが、この地域を管轄する政府機関は、同制作会社が撮影許可を取らなかったことを問題視し、予備調査を始めたとしている。

一方、ペリーのレーベル担当者は14日、同誌に対し、「制作会社側は、撮影に必要な許可は全て取得済みだった」と主張し、当局の見解との食い違いを見せた。担当者はまた、「その後、許可の1つが申請中だったことが判明したが、口頭で撮影許可を得た」と付け加えた。

さらに、「撮影クルーは7月26日に(当局から)口頭で承認を受け、翌27日に撮影を開始した。われわれはこの地域での撮影に関連するすべての規制を遵守し、環境保護を担う当局に最大限の敬意を払った」とコメント。スペイン当局の発表にペリーの関係者は首をかしげている。

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