レッドソックスの吉田正尚外野手（３１）が１４日（日本時間１５日）、本拠地ボストンでのレンジャース戦に「３番・ＤＨ」で出場。４打数３安打１得点で貢献もチームは延長１０回、７―９で敗れた。
４―４の同点で迎えた８回だった。この日、すでに２安打を放っていた吉田の第４打席。二死走者なしで３相手番手右腕・ロバートソンと対戦した。吉田はカットボールにフルスイング。打球は、フェンウェイパーク名物の左翼の巨大フェンス、グリーンモンスターを直撃した。飛距離３７４フィート（約１１４メートル）の二塁打となった。
吉田はここで代走を送られて途中交代。直後に適時打が飛び出しチームが勝ち越した。この日は第１打席で右前打を放つと、中飛、左前打。そして第４打席の左中間二塁打と８戦ぶりに３安打を放ち打率２割８分３厘まで上昇。前日の３出塁に続きこの日もチームに勢いをつけた。
だがレ軍は課題の救援陣が３点のリードを守れず痛恨の逆転負け。貯金は「７」に後退した。吉田は「しっかり引き付けて、軸で強く振ることを意識した。飛んだ方向も良かったと思う。（二塁打は）ちょっと詰まったけど、うまく押し込めた」と自身の打撃を振り返った。