パティシエの鎧塚俊彦氏（５８）と中華料理人の菰田（こもだ）欣也氏（５６）が１５日、昼の生バラエティー番組「ぽかぽか」（フジテレビ系）にゲスト出演。２キロの肉塊を包丁で切り、ぴったり３００グラムなら塊全部を、誤差１０グラムなら切り身を持ち帰れる番組名物コーナー「牛肉ぴったんこチャレンジ」に挑んだ。
２人は長年の大親友。肉を切る鎧塚氏は「何で俺なの？ 菰ちゃんが切れよ～。肉切らないし」とボヤき、菰田氏は「いやいや兄貴。ウチの鎧塚がやりますから。３００グラムだったらシュークリーム４個分！」と励ました。
いざ切る段階になり「どう切るの？ 分からへん俺」と戸惑う鎧塚氏に、菰田氏は「もうちょいじゃない？」と横でアドバイス。「こんなもん？ 絶対だな。よしよし」と、鎧塚氏は肉をスライスした。ただ菰田氏は「（肉の）塊は切るんスけど、こういうステーキ状にカットすることはないですね」。鎧塚氏も「僕ら（パティシエは）もともと肉切らへんからね」と困惑しながら切り身を手に乗せ、感覚で重さを量るも「いや、分かんないよ！」と叫んだ。
鎧塚氏いわく「肉のプロフェッショナルの菰ちゃんが『２７０グラムだ』と言うんですよ」。包丁をもう１回入れられるルールだが、鎧塚氏は親友の意見を無視し「だから、このままいきます」。結果、切り身は２５９グラムだった。
「菰ちゃんの言うこと聞いといたらよかった」と、鎧塚氏は肉を切り足さなかったことを後悔。「失敗したんだから…」と菰田氏は鎧塚氏の肩をさすりながら、トップ料理人の意地を見せられなかった２人はスタジオを後にした。