プロマラソンランナーの川内優輝（３７）が「Ｘ」（旧ツイッター）を更新。川内がマラソンの補欠選手の問題について説明した投稿がネットニュースになり「何様のつもりか？」と批判されたことが話題となったが、これに反論した川内の投稿が大反響を呼んだことを明かした。
女子マラソンの日本記録保持者で日本代表の前田穂南が２日の補欠解除後に負傷欠場を発表。補欠選手を使えなかったことで日本陸連の対応に批判が集まった。この経緯について川内は１１日にＸで日程的に補欠を使えなかった事情や、補欠選手を使い、見事金メダルを獲得したエチオピアとの違いを解説した。
ところが、これがネットニュースになったところ「何様のつもりか？」などと誹謗中傷コメントが寄せられ、川内は「ヤフコメで補欠問題について補足のコメントをしていたら『陸連の手先』認定されてしまいました。『何様のつもり』と言われますが『元パリ五輪マラソン日本代表補欠』なんですけどね」と皮肉まじりに反論。するとこれが大変な反響を呼び「コメントした人こそ何様のつもりなのでしょう」「プロアスリートにリスペクトなさすぎ」などと、川内の意見に賛同する投稿が多数寄せられた。
川内はこの反響について「この投稿が普段の約１００倍のインプレッションになったことと、想像以上に心優しい人がＸに多かったことに驚きました」と驚きと喜びの気持ちをつづった。
さらに「昔、五輪選考レースで惨敗して、プロでもないのに謝罪会見をした若い選手がいました。彼のように精神的に追い詰められている選手がいたら、そんな沢山の優しさが届けばいいですね」と過去の悲しい例をあげ、今後アスリートに対し、周囲が気遣いをする必要性を訴えた。