パリ五輪で8強敗退に終わったなでしこジャパンの主将DF熊谷紗希(33=ローマ)が、今後のキャリアについて言及した。
激闘から帰国後につかの間のオフを過ごし、新シーズンへ向けて15日に羽田空港から出国。熊谷は出発前に取材に応じた。
当面の目標について、欧州チャンピオンズリーグ(CL)制覇を掲げ「ローマで優勝を狙えるチームになりたいと移籍したところもある。(今季は)予備予選からスタートするが、CLに出て活躍することが大きなモチベーション。そこが一番の目標」と意欲を示した。
五輪を終えて帰国した際には、今後も代表活動を続行する意思を示した熊谷。オフを経ても「大きな変化はない。私が帰国した時に言ったことからの変化は本当になくて。とにかく今だったら、ローマで今季、まず本当にそこを頑張るところかな」とクラブでの活躍に主眼を置きつつ、その先にある代表も目指す構えだ。
今後のキャリアプランにも言及。「自分の将来というか未来について考える中で、いろんな選択肢があるなってことは改めてすごく感じてて。そういうところを考える時間にはなったけど」とした上で「一応、今ローマにいて、これからそういう意味で、どこの国、どこのチームでサッカーするかっていう、そういう選択肢」と説明した。
そして将来的な国内復帰についても「選択肢には」と可能性があることを示した。
長年なでしこジャパンを支えるレジェンドの動向に注目が集まりそうだ。