女子プロレス「スターダム」の前ワールド王者・舞華が、無傷の開幕３連勝を飾った。
シングルの祭典「５★ＳＴＡＲ ＧＰ」レッドスターズＡブロック公式戦（１５日、東京・後楽園ホール）で極悪軍団「Ｈ．Ａ．Ｔ．Ｅ．（ヘイト）」の小波と対戦。開幕２連勝と好調な滑り出しを切った舞華だったが、この日は小波の極悪殺法に苦戦を強いられた。
試合開始のゴングが鳴ると小波に場外乱闘を仕掛けられいきなり窮地に。客席に投げ飛ばされると、看板に頭を打ちつけられ、小波の暴走を止められない。
だが、リングに戻ると得意のパワーファイトで圧倒。６分過ぎ、スプレー攻撃を狙われたが、舞華はラリアートで迎撃し吹き飛ばした。最後は飛びつき腕ひしぎ十字固めを切り返し、そのまま丸め込み３カウントを奪った。
試合後、バックステージに現れた舞華は「小波はやっぱりくせ者だね。くせ者には曲技でワン、ツー、スリーだよ」と豪快に笑った。昨年は優勝決定戦まで進むも鈴季すずに敗れ、惜しくも準優勝と悔しい結果に終わったが今年は違う。「ここまで全勝中だからね。このまま全勝優勝したいと思います」と初制覇を誓った。