女子プロレス「スターダム」の極悪軍団「H.A.T.E.(ヘイト)」の渡辺桃(24)が、まさかの開幕4連敗を喫し脱落が決定するも、米AEWのメルセデス・モネとの対戦をぶち上げた。
シングルの祭典「5★STAR GP」レッドスターズBブロック公式戦(15日、東京・後楽園ホール)でIWGP女子王者・岩谷麻優と激突。10日の開幕からここまで3連敗を喫し、準々決勝進出は絶望的な渡辺は、なりふり構わず大暴れした。
場外乱闘でセコンドと悪の連係を炸裂しペースを奪うと、岩谷の左脚に集中攻撃を浴びせ高笑いだ。
だが、10分過ぎ、ツームストンドライバーを決められると一気に劣勢に。それでもムーンサルトプレスを避け、スリーパーホールドで絞め上げ仕留めにかかった。だが、これをロープで逃れられると落ちていたバットで殴られピンチ。最後はドラゴンズ・レイ式フブキ・ラナをくらい3カウントを献上した。
まさかの4連敗で脱落が決まり、頭を抱えて退場した渡辺。「クソむかつくよ。こんな熱い日本で試合なんてやってられっかよ」とふてくされた態度でつぶやくと「私はアメリカからもオファー来てるんだよな。こんな暑くて地震も台風もある日本じゃなくてアメリカで試合してやるよ」と衝撃発言を繰り出した。
渡辺は6月に行われた新日本プロレスと米国・AEWの合同興行「Forbidden Door」に参戦。タッグマッチで敗れたが、その試合を見たAEWのTBS&新日本のSTRONG女子2冠王者のメルセデス・モネから対戦を熱望されているという。渡辺は「見る目あるじゃねえか、メルセデス・モネ。やってやるよ。待ってろよ!」とメッセージを放ち去っていった。